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弾/ただいま、ウルトラサブスクで『ウルトラマン』を復習中
弾
こんにちは!
ウルトラサブスクで毎日ウルトラマンを見ている弾です。
~ウルトラサブスクについては、ウルトラマンの動画サブスク【ウルトラサブスク】の口コミと評判をご覧ください~
2021年はウルトラマン生誕55周年です。
初放送から50年以上の月日が流れているのに、それでもなお、ウルトラマンシリーズには数多くのファンがいます。
その理由は「ウルトラマンシリーズには魅力的な作品が多かった(多い)」からだと考えています。
それでは、ウルトラマンシリーズの魅力は何か?
弾
難しい。
なぜなら、その答えは人それぞれだからです。
ある人は、
「ウルトラマン自体の活躍」
と答えるでしょう。
別の人は
「科学特捜隊など防衛チームの活躍」
と答えるかもしれません。
また、
「登場する怪獣や宇宙人たち」
と答える人もいるでしょう。
他には、
登場する俳優・声優さんが好き
っていう方もいると思います。
ちなみに私は、幼い頃は「登場する怪獣をウルトラマンが倒す」だけが魅力だと思っていた。
でも、大人になってからウルトラマンシリーズを見返していると、子供の頃とは違った視点で作品を楽しんでいることに気付きました。
弾
年齢とともに作品の受け止め方が変わるのも
ウルトラマンシリーズの楽しみ方の1つですね。
そこで今回は、「大人になって【ウルトラマン】を見返して考えたこと」をまとめてみました。
ウルトラマン第2話『侵略者を撃て』で登場する『宇宙忍者 バルタン星人』。
久しぶりにその姿を見た時、幼い頃に手をピースにして、
弾
フォフォー、フォフォー、フォフォー
とか、
弾
フォッ、フォッ、フォッ
と、
声を真似ながらウルトラマンごっこをしていたことを思い出しました。
『分身の術』や『テレポーテーション』に目を光らせ、それを必死に再現しようと校庭や公園で走り回っていた日が懐かしい。
さて、そんなバルタン星人はなぜ地球に来たのか?
弾
「地球侵略のためにやって来て、それをウルトラマンがやっつけた」
と子供の頃は思っていました。
でも実は、侵略が目的で地球に来たわけではないと知りました。
弾
当初の目的は「宇宙船の修理」だったんです。
バルタン星人の星(=バルタン星)は、狂った科学者の核実験で消滅しました。
幸い、宇宙旅行中だった民がいたので絶滅することはありませんでした。
でも、帰る星が無くなったバルタン星人らは、旅を続けるしかありませんでした。
その途中で宇宙船が故障したのです。
地球へは、その宇宙船の修理に必要な部品を調達するために訪れました。
一時滞在の予定だったのでしょうが、地球で過ごした日々は非常に快適だったようで、バルタン星人らは地球を気に入りました。
そして、地球を第二のバルタン星にしようと考えて侵略を開始したのです。
弾
どこの世界にも狂った科学者はいるようですね。
ある日突然、故郷や家族・仲間を失う悲しみや辛さを抱えていたとは、幼い頃は思いもよりませんでした。
そんな過去にもめげずに旅を続けている姿を想像した時(もしかしたら自暴自棄な時もあったかもしれませんが)、とてもたくましいと思いました。
弾
私が同じ立場なら旅を続けただろうか?
また、生まれ故郷を失ったバルタン星人にとって、地球は本当に奇跡の星だったんでしょうね。
同じ立場だったら、私も「住み続けたい」と考えたと思います。
弾
そんな地球で生まれ育って私は幸せだ~
とはいえ、科学特捜隊との交渉を無視して侵略行為に及んだのは良くないですね!
地球人は貧弱だから侵略は楽勝って思ったんでしょうけど、どうして「共存」という選択ができなかったのかな?
ウルトラマン第6話『沿岸警備命令』で登場する『海獣 ゲスラ』。
弾
「怪獣」ではなく「海獣」だったんだ。
と先ず驚きました。
弾
『ゲスラ』って、クジラ・アシカ・ジュゴンなどと同じグループなの?
そんな『ゲスラ』の正体は南米産のトカゲでした。
弾
哺乳類じゃないから、正確には「海獣」ではないね(笑)
そのトカゲはもともと南米に生息していました。
カカオにたかる『ゲラン蜂』を捕食する益獣(益爬虫類)だったんです。
カカオの輸送時、そのトカゲがカカオ運搬船に偶然入り込んでしまい、結果的に東京まで運ばれてしまいます。
設定は高度経済成長期真っ只中の東京。
東京の環境汚染問題は深刻でした。
東京に迷い込んだトカゲは、東京湾に流出した汚染物質の影響で巨大化し『ゲスラ』となってしまいます。
弾
衝撃でした。
本来の生息地では「有益な動物」として扱われていたのに、人間の都合で東京に運ばれて、不幸にも巨大化したせいで『害獣』扱いされてしまう。
弾
現代で問題となっている「外来種」の問題と似ている。
私には、『ゲスラ』がアライグマやミシシッピアカミミガメなどと同じように思えてなりませんでした。
その世界のその当時に、もし私が生きていたのなら、獣医師として何ができたのだろうか?
見終わった後、しばらく考えこんでしまいました。
ウルトラマン第23話『故郷は地球』で登場する『棲星怪獣 ジャミラ』。
肩の位置が頭と同じ高さにある特徴的な外見を真似した子供はたくさんいたと想像します。
私も洋服の首の部分を頭に被りながらジャミラの真似をして遊んでいた1人です。
美香
「服が伸びるから止めて」
という母や祖母の言葉を無視して遊び続けました。
その結果、洋服はヨレヨレとなり
美香
「物を粗末に扱う子はウチの子ではない。出ていきなさい。」
と何度も怒られました。
時には、本当に出て行って迷子となり、1日に二度も説教をくらった日が懐かしい今日この頃です。
美香
ところで、何で私が弾の母親役?
弾
美香さん、ごめんなさい。適当なお母さん役の人が見つからなくて(笑)
美香
弾、最近、キャラが尚斗に似てきたよ。
そんな特殊な形態したジャミラですが、とても悲しい怪獣でした。
ジャミラは、某国の宇宙飛行士でした。
宇宙船の事故により未知の惑星に着陸するも、そこは空気も水もない場所でした。
劣悪な環境下でも必死に生き延びようとしたジャミラは、その過程で姿が怪獣へとなってしまったのです。
悪い話はまだ続きます。
彼の祖国は、それが「宇宙開発事業の失敗」とされるのを避けるため、事故を隠蔽しました。
そのため、ジャミラは救助の対象にすらならなかったのです。
それを知ったジャミラは祖国を、人類を憎みました。
そして、宇宙船を見えない円盤に改造して、人類に復讐するために地球に戻ってきたのです。
最終的に、ウルトラマンはジャミラを倒します。
ただ、ウルトラマンも、ウルトラマンに変身したハヤタ隊員もその悲劇は知っていたはずです。
弾
どんな心境で戦っていたのか?
同じ立場だったら、私は戦うことができたのか?
弾
科学特捜隊の任務を放棄したかもしれない。
ウルトラマンに変身することをためらったかもしれない。
そのように考えてしまいました。
この話はあくまでフィクションですが、意外と現実に近い話でもあると思っています。
どういう意味かというと、私は派遣社員で研究員もしているのですが、いわゆる「非正規」です。
諸々の問題で真っ先に首を切られる立場なのです。
弾
ある日突然、次の契約が更新されないと知った時、ジャミラと同じような感覚になるのかな?
って思ってしまいました。
きっと、会社の人間は誰も助けてくれないだろうし。
リーマンショックの時も、今回のコロナでも、仕事を失った非正規労働者はたくさんいました(います)。
中にはジャミラのように憎しみを抱えてしまっている人もいるのかもしれないと思うと、ちょっと悲しくなりました。
今回は「大人になって【ウルトラマン】を見返して考えたこと」というテーマで書いてみました。
ウルトラマンだけでも39話もあります。
全部をまとめるのはとても大変なので、とりあえず、特に印象に残った3話だけをまとめました。
でも、その他の作品でも色々と考えることはありましたよ。
機会があれば、この続きを公開していきますね。
元研究者の派遣社員で、獣医師でもある。30歳、独身。スポーツ系と言われることが多いが、実はアニメや特撮を見ることが好きなインドア派。好きなキャラクターは三雲修、好きな特撮ヒーローはウルトラマンレオ。