北斗の拳の名言リスト|登場人物のセリフに学ぶ

記事更新日: 2021/10/29

ライター: 弾

▼この記事を書いた人

弾/「第65代 北斗神拳伝承者」を夢見た男

元研究者の派遣社員で、獣医師でもある。アニメや特撮を見ることが好きなインドア派。見た目に似合わない?

こんにちは!
高校生の頃に、「北斗の拳」に出会い、それから定期的に「北斗の拳」を読み続けている弾です。

北斗の拳は、1983~1988年に「週刊少年ジャンプ」で連載していたマンガです。

私が生まれる以前に流行っていたマンガで、連載開始からもう40年近くが経過していますが、今でも人気を誇るマンガですよね!

ストーリー登場人物の設定はもちろん素晴らしいですが、加えて登場人物が放つ強烈なセリフに惹かれている読者も多いのではないでしょうか?

今回は、私の独断と偏見で集めた北斗の拳の名言をご紹介します。

このページの目次

北斗の拳の名言

お前はもう死んでる・・・・・・・・・

第1話:心の叫びの巻

北斗百裂拳を受けた後に立ち上がったジードに対して、ケンシロウが放ったセリフです。
「北斗の拳」を代表する名セリフの1つだと思います!
このセリフにはいくつかのバリエーションがあって、例えば、
「きさまはすでに死んでいる!」
「お前はもう死んでいる!」
「お前はすでに死んでいる!!」
などがありますよ!

怖くば おれの腕を食いちぎってでも抗え!!
戦わねばそのふるえは止まらぬ!!

第107話:人間の証!の巻

ラオウが、無抵抗主義の村の子供に言い放った怒号ですね!南斗五車星の山のフドウに恐怖を植え付けられた経験があるラオウならではの言葉だと思います。ここぞという時には「恐怖に打ち勝つことも必要だ」と教わったような気がします。

同じ女を愛した男だから

第10話:巨星堕つ時の巻

ケンシロウとシンの決着後、ケンシロウがシンのための墓標を作って埋葬する際、バットは「なぜそんな男に墓をつくってやるんだよ」とケンシロウに聞きました。そして、ケンシロウが放ったセリフがコレです!「サザンクロスの支配」というやり方が間違っていただけで、シンのユリアに対する想いは本物だったと理解したのだと思います。
愛する人を奪われたら、奪った人を憎むだけですよね(笑).そうならないケンシロウはカッコイイと思います。

大海を知らぬ者がどうして王になれる
世も知らず人もみえず
まして親の心もわからぬ者が・・・

第223話:凄絶なる強者!の巻

北方の王国・サヴァを治めるアサムには3人の息子がいた。息子たちは次期王位の座を狙っており、互いに対立していた。この状況をアサムは憂い、ケンシロウに解決を依頼した。そして、ケンシロウが末弟のサトラを倒したときに、このセリフを放ちます。
一国の王であり、また3人の息子の父親でもあるアサムの想いを代弁しているように感じました。

フ・・・きかぬほうがよいだろう
きけば
戦うことになるかもしれん

第152話:怒りの刃の巻

ケンシロウが野盗に襲われたショウキの村を救ったとき、ショウキはケンシロウに自身の隠れ家を提供した。
ケンシロウは「おれの名を聞かぬのか」とショウキに問うと、このセリフが返ってきました。ケンシロウが北斗神拳の伝承者であると知っていたのかどうかは分かりません。ただ、たとえ対立する立場であっても、その立場を超える両行な関係を構築することはできるということを知った気がします。

おれはだれの命令も受けぬ!!
たとえ神の命令でもな!!

第69話:今一瞬の命を!の巻

第64代北斗神拳伝承者がケンシロウに決まったとき、道場を去ろうとするラオウに対して、リュウケンは北斗神拳を「二度と使ってはならぬ!」と命じました。しかし、ラオウはこのセリフを放ちます。
私が「ラオウは格好いい」と思う理由は、ラオウは自分の生き方を変えないところです。誇りと信念を貫き通し続ける姿は本当にカッコイイ!!

おれの拳
南斗鳳凰拳に構えはない!!
構えとは防御の型!
わが拳にあるのはただ制圧前進のみ!!

第87話:帝王の微笑!の巻

ケンシロウがサウザーの行進を阻んで決闘になる前、ケンシロウが構える一方でサウザーは仁王立ちのままだった。「なぜ構えぬ!」と聞くケンシロウに対して、サウザーはこのセリフを放ちます。サウザーが示すこの絶対の自信は、ラオウとはまた違ったカッコ良さを感じます。ただ、私はどんなに努力を積み重ねても(経験を積んでも)これほど自信満々に生きることはできない気がします(笑).

ひ・・・退かぬ!!
媚びぬ 省みぬ!!

第97話:愛深きゆえに堕つ!の巻

ケンシロウとの二度目の対決で、サウザーは秘孔を突かれ脚の自由を失いました。拳の勝負はココで決着がついていたと思います。しかし、サウザーは敗けを認めませんでした。このセリフを放ちながら、腕の力で再び舞って攻撃を仕掛けたのです。
最期の最期まで「将星」の生き方を貫き通したサウザーもまたカッコイイと思いました。

おれは雲!
おれはおれの意志で動く
ざまあみたかラオウ!!
おれは最期の最期まで
雲のジュウザ!!

第120話:流れ去る雲よ!の巻

ケンシロウが山のフドウを救出するまでの時間稼ぎをした後、ラオウの前に立ちはだかったジュウザ。「解唖門天聴」という意思とは関係なく口を割らせて、それに逆らえば肉体が崩壊する秘孔を突かれたにもかかわらず、ジュウザはラオウに悪態をつきます。そして、命を失う寸前に最後のセリフを放ちます。ラオウ・サウザーと同じく、自分の生き方を貫き通すその姿に感動しました。

敗れて
命をひろおうとは思わぬわ!!

第130話:肉体を超える魂!の巻

かつてラオウを恐怖させた男、山のフドウを倒すことで、ケンシロウから感じた恐怖を乗り越えようとしたラオウは、戦いの前に大地に線を引き、その線を越えて後退したら自分に矢を放つように部下に命じました。しかし、秘孔を突いても突いても立ち上がるフドウに恐怖を感じたラオウは、結局、その線を越えて後退します。ただ、部下が射ったのはラオウではなくフドウでした。ラオウは拳の勝負で敗け、さらに部下に命を救われたのです。おそらく、彼の人生の最大の屈辱だったのでしょう。このセリフを放ちながら部下をなぎ倒しました。

わが生涯に
一片の悔いなし!!

第136話:さらば強敵よ!の巻

とても有名なセリフですね!オリックス優勝に貢献した杉本選手経由で知った方も多いかもしれませんね。拳士としてだけでなく、1人の男としてもケンシロウに敗けたことを認めたラオウは、自ら秘孔を突き、このセリフを放ちます。
誰しもが悔いなく生き、最期を迎えたいと思っていると思いますが、それを実行できる人は稀だと思います。仮に、ラオウのように実力や自信があっても難しいのではないでしょうか?だからこそ、ラオウのこの最期は多くの人の憧れなんだと思います。

死すならば誇りとともに!!

第164話:誇りとともに!の巻

リンが修羅の国に連れ去られたと知り、ファルコは単身で死の海を渡り渡って修羅の国に向かった。しかし、仮面の修羅に敗れてしまう。かけつけたケンシロウに刹活孔を突いてもらって再選を挑んで、命を引き換えに仮面の修羅に勝利した。そしてこのセリフを放ちました。元斗皇拳の伝承者として、その誇りを捨てず戦い続けたファルコもカッコイイです!!

神こそ わがしもべよ!!

第170話:白熱せる野望!の巻

北斗琉拳の使い手のシャチが、カイゼル群将に放ったセリフです。ココでいう「神」は「北斗神拳伝承者」を指すという考察もありますよね!実際、ケンシロウに三羅将の相手をさせようとしていたので、操っていたのかもしれませんね。ケンシロウが操られたフリをしていただけ?

百人から先はおぼえていない!!

第170話:白熱せる野望!の巻

第三の羅将 ハンが放ったセリフです。理容係の男は、ハンの髭にカミソリを当てている際に殺気でも放ったのでしょか?ハンはとっさに「スキあらばいつノド掻き切っても良いのだぞ」と理容係に告げます。すると理容係は「あなたはそうやって何人の修羅を殺してきたのですか!?」と問います。それに対する答えが、このセリフです。実際にどんな修羅をどのくらい倒してきたのかは分かりませんが、羅将としての誇りの高さと自信は十分に伝わりますね!

オレの拳は倒す相手を選ぶ

第220話:血を吐く願い!の巻

サヴァの国王であり大乗南拳の使い手でもあるアサムとの対決で、ケンシロウは止めを指さなかった。アサムは「なぜ打たぬ」と聞き、それに対する答えが本セリフです。北斗神拳伝承者として、不必要な殺生はしないことを徹底していることが伺えますね!

今日より
明日なんじゃ

第2話:怒り天を衝く時!の巻

一週間飲まず食わずで旅をしてきたミスミという老人のセリフです。「今日」を懸命に生きることも大切ですが、「明日」ために何かを残そう・伝えようとするミスミの行動もまた素晴らしいと思います。

もっと強かったら・・・
力があったら!!

第73話:暴虐!狗法眼!!の巻

闘いで傷つくケンシロウ・トキ・レイの姿を見て、嘆くリンの言葉にバットが応えたセリフです。読者は、「まだ子供だし戦う術も知らないだろうから仕方ない」と思うのでしょうが、もしも自分が当事者だったら、やはり同じような悔しさを抱くのかなと思います。

思えば
このカイオウもまた
弱者であったか・・・

第210話:さらば愛しき者たちよ!の巻

カイオウがケンシロウに敗けた理由および自身が悪に染まった理由は「弱かったから」と悟ったシーンですね!情愛を1つ捨てるごとに、1つの傷を身体に残していたカイオウ。読んでいた時は「コイツスゲー」って思ってましたけど、孤高の強者にも限界があるのでしょうか?

命は投げ捨てるものではない!!

第68話:血を呼ぶ宿命!の巻

ケンシロウは北斗神拳伝承者として、たった1%の勝ち目に賭けようとしていた。しかし、トキはケンシロウが「柔の拳」を身に着けるまでラオウに勝てないと考えていた。だから、トキはこのセリフでケンシロウとラオウの対決を止めたのです。ラオウの側でずっと共に修行してきたからこそ、ラオウの強さと非情さを誰よりも理解していたのでしょうね。

死ねばなにごとも無
どんな死も
汚れたヤセ犬の死とかわらぬ!

第71話:その秘孔縛を解け!の巻

どんなに強くても、どんなに立派な思想を持っていても、死んでしまっては元も子もない。それを端的に表現したセリフですね。己の野望のために師匠リュウケンの命をも奪った非情さも垣間見ることができますね。

肉体を支配するは魂!!

第72話:永遠の死闘!の巻

精神論だけではどうにもならないことが多いですよね。経験と技術の習得が無ければ、成しえないこともたくさんあります。でも、追い詰められた身体に鞭を打つことができるのは、やはり強靭な精神だと思います。精神力は必要条件は満たすけど十分条件は満たさないと思っています。

自ら望んで選んだ道
ためらいもない!!

第101話:遠い誓い!の巻

実兄ラオウの「後悔せぬか」という問いに、トキはこのセリフで答えました。そして、兄弟の真剣勝負は始まります。ラオウだけでなく、トキもまた「一片の悔いなし」の人生を歩んでいたんだと思います。カッコイイ!!

やはりこの命
捨てねばなるまい・・・

第116話:妖気の邪拳!の巻

南斗最後の将が妹のユリアであると知ったジュウザは、五車星として使命を全うすることを決意します。ラオウの足止めのために国王号を奪ったジュウザ、その過程で受けた傷を押さえながら、このセリフを放ちます。ユリアを妹と知らずに愛してしまったジュウザの一途さが感じとれますね。

野心はないのか?
だったら生きていてもしかたあるまい

第171話:君臨する魔拳!の巻

野望を持つよりも安泰を得ようとしていた修羅に不満を感じたハンが放ったセリフです。ある程度の立場や地位を得た者が安心して、その後の歩みを止めてしまうのは、実世界でもよくあることですよね(笑).命こそ奪われませんが、私はその歩みを止めないように頑張りたいです。

フフ・・・
愛するがゆえに
見守る愛もある・・・

第62話:死兆星の蒼光の巻

ケンシロウやラオウだけでなく、トキもまたユリアを愛していたことが分かるセリフですね!少々物足りない感はありますが、北斗神拳で「柔の拳」を使う者ならではと感じました。

おまえのためだけに
死ぬ男が
ひとりぐらい
いてもいい

第79話:最期の炎!の巻

レイがユダとの闘いに向かう前にマミヤに向けて放ったセリフです。他人のために生きる義星の宿命を背負ったレイにふさわしいセリフだと思います。自己犠牲を肯定するつもりありませんが、自己犠牲を省みない強い想いは何かを変えるのかもと思ってしまうのは事実ですね。

心配するでない・・・・・・・・・
この岩をおまえたちの命と思えば 重くはない

第92話:宿命の道!の巻

「誰かのために」という仁星の宿命を背負ったシュウならではのセリフですね。聖碑を運ぶシュウの姿とこのセリフは、それを見ていた子供たちの心を動かしました。「みんな違ってみんな良い」ですが、その一方で「みんなが仁星のような生き方をしていても悪くはないだろう」って思うことはあります。

愛ゆえに人は苦しまねばならぬ!!
愛ゆえに人は悲しまねばならぬ!!

第94話:愛ゆえに!の巻

サウザーは、師匠オウガイの死を乗り越ることができませんでした。北斗神拳と同じく一子相伝の南斗鳳凰拳は、その免許皆伝の最終試練が前伝承者を倒すというものでした。オウガイを拳を教わった師匠というだけでなく、父親としても慕っていたサウザーはその宿命を乗り越えるためには強さが必要だと感じたのでしょう。「強くなければ,愛を背負うことはできない」のか、それとも「愛を背負わなければ、強くはなれない」のか。私は前者寄りですが、皆さんはどちらでしょうか?

暖かいでしょう
これが命よ!!

第127話:鬼神となりて!の巻

幼いユリアがフドウにかけた愛の言葉ですね!リュウケンの道場に殴り込みをかけたフドウは、幼いラオウに恐怖を植え付けるほどの強さと狂気を持っていた。しかし、そんなフドウを前にしてもユリアは毅然と立ちはだかった。ユリアが守っていたのは、母犬と生まれたばかりの子犬だったので、フドウは拍子抜けする。そして、ユリアは生まれたばかりの子犬を手渡してこのセリフを放ちます。慈母の星の宿命を背負ったユリアにしかできない行為ですね!

一生一度のわがままかもしれない
でも たとえ許されずとも
わたしには この道しかない

第178話:ボロ蜂起す!!の巻

第三の羅将 ハンに勝利したケンシロウは、修羅の国が故郷だと知り、この地をさらに突き進もうとしていた。そして、リンもケンシロウとともに進もうとしていた。ケンシロウの「帰って好きな男の子を産むがいい」というセリフが後押しになったのでしょうか?リンはこのセリフを放ちます。これまでケンシロウに迷惑をかけないようにと振る舞ってリンとは違う発言だからこそ、リンの成長と想いが感じ取れる気がしました。ところで、シャチは、リンの想いに気付きましたが、ケンシロウはどう感じたのでしょうか?

終わりに

皆さんの心に響いた言葉はありましたでしょうか?

私は、ラオウ・サウザーのような強さに憧れたので、収集するセリフもそちら寄りになってしまったことはお詫びします。

今回まとめたセリフ意外にはも、北斗の拳シリーズにはたくさんの名言がまだまだあります。

機会があれば第2弾・第3弾と続けていきますね!

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

この記事を書いたライター

元研究者の派遣社員で、獣医師でもある。30歳、独身。スポーツ系と言われることが多いが、実はアニメや特撮を見ることが好きなインドア派。好きなキャラクターは三雲修、好きな特撮ヒーローはウルトラマンレオ。

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